自然派って

とめどない泡泡

先日ワインの勉強会を開きました。

生徒:夫の母&兄、講師:夫&私という会です。

傍らでは父とおばあちゃんもなんとなく聞いてくれてる、という図でした。

 

カリキュラム第一弾としては「葡萄=ワインの味と気候は密接だよ」「私たちが好きなフランスワイン、特に好きなロワールワインについて」「自然派ワインについての考え」といったようなテーマでした。

ちょくちょく一緒に試飲会に行って飲み比べしたり、本を読んで勉強したり、コルクを開ける練習をしたりと、資格とれるようになるんじゃないのと思うほどにかなり積極的に勉強してくれている母。

飲むのが大好きなお兄さんも、かなり気合を入れて勉強する方向になってくれていて、かえって私たちの方が「こんな展開になっていくとは」とびっくりしています。

 

お店が始まったら近いうちにワイン会もやっていきたいと考えているので、自分も講義の練習と思って初めて先生をしてみて、「教えるのってむずかしい」というのをかなり実感しました。

夫に駄目出しされ悔しい思いをしながらも、次はもっとこうしよう、ああしようと密かに反省しました。

 

写真は今回の講義で開けてみた1本、ピュズラの「蔵」です。

ただ夫が飲みたかっただけで、変わり種なのでサンプルとしては良いチョイスではなかったのですが。。

コルクは普通のコルクなのですが、開けるとかなりの発泡っぷりです。もはやスティルワインではなく、スパークリングワインとしても結構ガス圧が強い方だと思います。

酸があって、さっぱりしていて、でもうまみがしっかりしていて、やっぱりピュズラはいつ飲んでも好きな感じです。

 

自然派ワイン特有のこの独特の香りについて、「ぬか漬けっぽい」という意見が今回ありました。

言われてみれば。そうなのかもしれない。

この香りが私は結構好きですが、これを変だと思う人もいるかと思います。

もっといわゆる「馬小屋」っぽい還元臭を好きで、これがたまらないんだなという自然派ラバーもいれば、酢酸が感じられるような自然派ワインを高く評価するひともいます。

私たちはこういう「馬小屋系」や「酢酸系」まではあまり美味しいとは思えないので出来る限り本当に美味しいと感じるものだけをちゃんと自分で選んで、置いていきたいと思ってます。

 

また反対に、自然派ワインではないものを置くことについても、色々と日々感じたり考えたりします。

今日某試飲会があって、久々に、自然派ではないワインをたくさん飲み比べました。

そこで思い出したのが「ワインを好きでなかった頃に感じていたワインの味」でした。

どんなワインだってそれを一生懸命作ってるひとがいるのだし、「自然派ではない=悪いこと」のような図式は何か違うと思うのですが、やっぱり飲んでみると、言葉では的確に表しづらいのですが、別の飲み物だなあというのを感じました。

自然派ワインにも特有の香りがあるように、そうではないワインにも特有の香りと味があって、それが自分は苦手だったのか、ということを発見したのでした。

 

とはいえ、そういうことにこだわり過ぎず気軽な価格帯でワインを楽しんでもらいたいし、むしろワインが嫌いな人にも「これ絶対食べてほしい!」と思うものがうちにはあるから、色んなひとに来てもらえたらうれしいなあと思っています。

何事も「やらされてる」と思いながらやることはやだなあと思うように、押し付けがましい感じというのも、自分がイメージする「いい店」とは違うように感じます。

秘めたこだわりはあるけど押し付けられてる感じはしないように、でもちゃんと主張もしなきゃいけない、という加減。

なかなか絶妙なところだけど、そんなワイン居酒屋、ワイン食堂にしたいと思います。

Posted on 2月 16th, 2011