フェアトレードについて考えてみた

とうがらし入りのチョコ!美味しいみたいです

さいたま市桜区の田島公民館で開かれた、フェアトレード・チョコレートについての講演会に行って来ました!

フェアトレードとは「公平な貿易」という意味です。

私がなんとなくフェアトレードに興味を持ったきっかけは、以前読んだ島村菜津さんの著書『バール、コーヒー、イタリア人』の中だったと思います。

普段気軽に飲んでいるコーヒーの値段に対して、現地の生産者に払われている価格があまりにも安いということを知って衝撃を受けました。

かと言って積極的にそういう商品を購入するわけでもなく、その後も安くて身近なチョコやコーヒーを消費してきました。

今回の講演ではフェアトレード団体を運営する若い女性が、それをやるに至った経緯や、主力商品としているエクアドルのチョコレートや流通にまつわる色々なお話を中心に聞くことが出来ました。

その女性の話がとても魅力的で上手で、特に活動のきっかけも、ボランティア精神みたいなものよりもエクアドルが好き!というところにある点も説得力があるというか、とても自然な感じがして、すごく良いお話が聞けたなと思いました。

ちょうどそのチョコレートを、去年のバレンタインに有楽町の丸井で販売されていたのを見ていて、迷った挙句他のチョコを買ってしまっていたのですが、印象には強く残っていました。

決して安いわけではないのですが、パッケージデザインなども凝っていて可愛くて、そこがとても「フェア」な商品なんじゃないかなという気がします。

チョコレートやコーヒーは、今やとても身近で、手軽な値段で楽しむことが出来るけれど、もともとは日本じゃ絶対作れない農産物が原料になっていて、昔は超高級品だったはずです。例えばヨーロッパのチーズなどは未だに日本で安く買えないことを考えれば、それはフェアなトレードだからだということが分ります。

それが流通が便利になって、現地のひとの犠牲のもとに安く買いたたくことが出来るような仕組みができた結果、今の価格があると思うと、生活の中のひとつひとつがそういうものだらけだなーというように感じました。

そうは言っても、今回の講演会の最後に少しずつ試食させてもらったフェアトレードの板チョコの価格は1枚350円以上するもの!

やはり大好きなチョコレートは気軽にぼりぼり食べたいし、これからやるお店でも、チョコレートケーキを作る時に、そんな高価なチョコを使っていたら、それが「売り」のお店ではないのでまともに売ることは出来ません。

普段着ている洋服だって、「ファストファッション」と言われるお店で買ってしまうし、それはアジアの工場で安く作られているものがほとんどだと思います。

共感はするけれど、生活の中に徹底することはちょっと難しいのかなあ。

世の中の全ての取引が全部フェアになることはたぶん不可能だという気はしますが、そういう現実を知ったうえで、自分に出来る範囲での活動をして、選択肢のひとつとしてフェアトレード商品を入れておくということが大事なのかなと思います。

私たちは自然派ワインというものをこれからレストランで扱っていきますが、かと言って有機野菜などに特別こだわっていくつもりも今はなく、それは価格やニーズのバランスを考えた上での選択だからです。

自然派ワインが好きなのは、そこに味も価格も素晴らしいものがとても多かったからであって、でもお客さんのニーズを考えれば自然派ワイン以外のお得価格のワインも扱っていくつもりです。

うちのお店で考えたら、コーヒーなんかは、フェアトレードのものをやってみても良いのかな…?いろんなバランスを考えて、家族とも話し合って、ちょっと検討していきたいと思ったのでした。

Posted on 12月 13th, 2010